本サイトについて

本サイトは、AMED委託研究事業「疾患特異的iPS細胞利活用促進のための共同研究支援課題」のホームページです。

本課題では、iPS 細胞(induced pluripotent stem cells: 人工多能性幹細胞)を用いた疾患研究の裾野拡大のため公募される「疾患特異的 iPS 細胞利活用促進のための共同研究課題」の適切かつ円滑な実施のため、適切な支援を行うことを目標としています。 患者さんからiPS細胞を樹立すると(疾患特異的iPS細胞)、その患者さんのゲノム情報を反映した多能性幹細胞を得ることができます。疾患特異的iPS細胞を活用することにより、個々の患者の病態を試験管内で再現することができます。今や希少難治性疾患の診断、解析あるいは治療法開発に疾患iPS細胞は必須のマテリアルとなっています。

しかし、iPS細胞研究には未だに参入障壁があり、希少難治性疾患の研究者が独力で詳細な解析を行うことは困難です。そこでAMEDでは令和2~令和4年度に、iPS細胞を用いた希少難病研究のすそ野を拡大するため、iPS細胞を用いた分化系開発や疾患モデリングを行っている研究者とIRUDを含めた希少難病の研究者をマッチングさせ、共同研究を推進する事業(マッチング事業)を行い、32件の共同研究を実施しました。

本課題では、上記のマッチング事業を受け、iPS 細胞を用いた疾患研究の裾野拡大のため公募される「疾患特異的 iPS 細胞利活用促進のための共同研究課題」の適切かつ円滑な実施のため、適切な支援を行います。 令和5年度の「疾患特異的 iPS 細胞利活用促進のための共同研究課題」の採択課題はこちらです。


本ホームページでは「疾患特異的 iPS 細胞利活用促進のための共同研究課題」の支援窓口として、以下の業務を行います。

  1. 「疾患特異的 iPS 細胞利活用促進のための共同研究課題」の周知: 共同研究課題の新規公募が行われる際に、各種手段を用いて周知します。
  2.  iPS細胞の樹立や性状評価に関する検証、助言: 疾患iPS細胞の樹立や評価の支援を行います。樹立プロトコルのシェアや樹立・性状評価の方法についての助言を行います。
  3. 研究進捗確認と研究支援の実施: 支援窓口において、採択された「疾患特異的 iPS 細胞利活用促進のための共同研究課題」の各課題に対して研究進捗の確認と研究支援を行います。

研究開発代表者・京都大学iPS細胞研究所・臨床応用研究部門・教授・齋藤潤

 

本課題及び研究支援に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。


AMED「疾患特異的iPS細胞利活用促進のための共同研究支援課題」事務局

cira_at_g.shigen.info

※_at_を@に変換してメールをお送りください。